しかし私の考えは甘かった。 次の瞬間私のもとにカミナリが落ちた。 「藤堂ー!! お前自分がしたことがわかるのか!!! 公判中にあんなことを・・・ これで芹澤事務所に依頼は来なくなる。 どうしてくれるんだ!!」 芹澤さんは頭を抱えてへなへなと座り込んでしまった。 「すいません。 ですからクビだけは・・・」 私は座り込む芹澤に向かって頭を下げる。 「今回は、私の責任もあります。 ですから今回だけは 大目に見てやって下さい。」 なんと、高宮さんまで私の為に頭を下げてくれた。