「・・・昴、気をつけてね。」



「あぁ。・・・お前、約束守れよ?」



「うん、わかってるよ。昴も守ってよね?」



「たりめー。んじゃ、頑張れよ。オレも頑張るから。」



そう言うと私に背を向け歩きだしていく昴



「うん、頑張る!昴に会う頃には立派な弁護士になってるから!昴も夢、諦めないでね!」




「次会うときは、もしかしたら裁判でかもな、」


そう昴が笑うから私も笑顔になる




「・・・バイバイ、昴」



そう言うと昴は私に背を向けたまま手をふって歩きだした




私たちは、それぞれ違う道を歩きだした