「う、うるさいっ!は、早く行きなさいよ!」
「オレ、諦めねーから。」
「・・・え? 」
私は昴の声に振り返る
「オレ、あの執事に負けねーから。」
「何言ってんのよ・・・」
すると、昴は私に近づいてきた
「家のことちゃんと出来るようになったら戻ってくる。お前が側に居て欲しいなんて言ったって側に居てやれねーぐらい立派になってくる。そのときに正々堂々あの執事と対決してやる!」
そう、屈託無く笑って言ったんだ
「何よそれ、それじゃあ私が西島のこと好きみたいじゃない。」
私の言葉に昴はフッとまた笑った
「は?お前、自分で気づいてねーの?
オレは好きな女の好きなヤツなんて嫌でも知ってるけどな。」
「・・・なっ///だから、私は西島のことなんて・・・」
すると、昴は私の頭にポンと手を乗せた
「まあ、その辺のことはこれから解決しろ!じゃ!行くわ!」
そう言うと昴は私の髪をワシャワシャと撫でた

