「そんなの聞かなくったって一人しかいない!実の娘を捨てたあげくに南原家の財産を全て奪って他の男に貢いだあの女を・・・あの女を・・・」
梨緒はベットをバンバンと涙を流しながら叩いている
あの女・・・それは本当の母親のことだろう
「梨緒落ち着いて!」
私は梨緒に手を伸ばしたが振り払われた
「・・・あの女は出て行ってあげくに財産を奪った。本来なら私も出ていかなければならなかったのに、お義父様と日和は・・・何も気にせず、ここに居ていいよって・・・梨緒はうちの子なんだからって言ってくれたの」
梨緒は涙を堪えながらそう言った
そして、続ける
「すごく嬉しかった。私の居場所はここでいいんだって。でも、あの女は懲りてなかった。私とお義父様の気づかない所で日和に金をせびってたの。気の弱い日和はあの女の言う事聞いてお金を渡してた。」
・・・そういえば、日和お金貯めてるって言ってた
日和は梨緒のお母さんにお金を渡すためだったの?

