あの昴が自分の分とは別にレポートを書いた?
嘘でしょ?冗談でしょ?
私の為に!?
なんでよ、どうしてよ?
私に渡した分のレポートを教授に渡せば昴は特別クラスに昇進だったのに
アイツ、ほんとにバカ?
「美玲・・・」
そのとき背後から声がした
「・・・梨緒、どうしたの?食堂前って・・・」
「三連続きで講習あるんだ・・・だから夕方、私の家来てもらっていいかな」
「う、うん。わかった」
すると、梨緒は表情が暗くなって俯いた
「え?どうしたの?」
「・・・約束してくれる?」
「な、何を!?」
すると、梨緒は一息おいてから私にこう言った
「絶対に、一人で来て」

