私は涙を誰にも見られないようにひと気のないところまで走った 私はどうすればいい? 手には昴が必死になって書いてくれたレポート 今は、すっかりぐしゃぐしゃになってしまった 結局、昴にはごめんなさいもありがとうも言えなかった どうして私はあんなこと口に出してしまったの? このまま私たちの関係は終ってしまうの? 婚約破棄、今度は言葉通り本当にそうなるだろう 私はもう気がおかしくなりそうで・・・ 気づけば私は大学から飛びだして“あの場所”に足を向けていた