広い教室中の人達の目線が私に降り注ぐ
私はやるせなさにその場にしゃがみ込んでしまった
そんな教室中の雰囲気の悪さに気づいた男性教授は
「みなさん!授業に集中して下さい。」
その一言で渋々前を向き始める生徒たち
私はどうしたらいいのか頭をかかえた
昴が私に言い放った言葉が胸に突き刺さる
確かに、あの場面を見られたら言い訳しようがない
『事務所の先輩の次は専属の執事かよ!』
まさか、昴にそんなこと言われると思ってなかった
どうしよ・・・泣きそうだよ
そのとき目についた昴が私に向かって投げ捨てた少し大きな封筒
なんだろ・・・?
私に対しての愚痴がかいてあるのかな・・・
私は恐る恐るその封筒を開け中身を取り出した
その瞬間、息が止まりそうになった

