「――――さま。」 「お嬢様、着きました起きてください。」 なにやら上のほうから声がした。 「ったく、うるさーい。 眠いの~。」 ・・・えっ。 私は寝てたの!? しかもよだれたれてる・・・。 私は慌てて体を起こす。 「着いたんなら早く言いなさいよ。」 「ですから、今言いましたよ。」 「っ、うるさい!!」 私は恥ずかしくて、急いで車からおりた。