そのとき、新人メイドが持ってきたフルーツバスケットを思い出した
あれは昴が持って来てくれた物だったんだ
「あのフルーツ昴が持ってきてくれたんだね、ありが・・・ーーー」
「オレ、お前の部屋・・・行ったんだけど」
・・・!?
手が震え持っていた鞄をバサッと音を立て落としてしまった
周りの人達の目線が私に降り注ぐ
私の部屋に来た?
それって、それって・・・
私と西島が隣で寝ているところを見られたってこと?
その瞬間、血の気がサーと引いていく感じがした
「お前さ、どういうつもり?」
机に肘をつけ今までに見たことのない怒りを浮かべた昴
「そ、それは違うの。あの時は・・・」
ダメだ。今何言っても言い訳にしか聞こえないだろう

