「それなら良いのですが・・・わたくしはてっきり如何わしいことでもなされていると思っていました。」
ビクッーーーーーー
あれは如何わしいに入るのか?
いや!入らないと私はみた!
「ににしじま何言ってんのよ!そそそんなことあるわけないじゃない!ってか、西島には関係ないでしょ!」
私は布団を握りしめそう言った
「関係ない・・・確かにその通りでございます。ですが、車内でも言った通りわたくし昂様の宣戦布告をお受けしたので引き下がるわけにはいかないのです。」
そう言えば車内でそんなこと言っていたような
西島はそんなことしてほんとは私のことどう思っているの?
車内で聞いたときは
『お嬢様は大切な存在です。それ以上もそれ以下もございません』と言われた気がする
それ以下もそれ以下もない、か
昂に私をあげたくないって言ってた
それって、私のこと・・・
ほんとの西島の気持ちが知りたい
執事の立場じゃなくて・・・

