口の中全体にお粥の香りが広がった
これは、私の好きな味
幼いとき、風邪をひいてお母様が作ってくれた・・・ーーー
「どうです、お嬢様?」
私はゆっくりとお粥を喉に通す
「こ、これ・・・お母様の味と同じ・・・どうして?」
私は西島の方へ顔を向ける
「お嬢様は、奥様のお粥しか食べないと聞いていましたから。」
そう言ってまた、私の口もとにスプーンにのったお粥を差し出す西島
「お口をお開けください」
なに?あ〜んしろって言ってるの?
「も、もう自分で食べれるから!」
これ以上西島に恥をさらしたくない
無理やり西島からスプーンを奪いお粥を食べようとしたが、
「あ、熱っ!・・・」
舌を火傷してしまった
「ですから、わたくしが食べさせてあげようと言ったではありませんか」
そう言って私からスプーンを奪い返すと西島はふーふーとお粥を冷まし、
「お口をお開けください。」
そう言って、私の口の中へと運んだ
まんまと、西島にのせられ私は口を開けしまった

