「・・・こ、う?」
私は上を向いて昴の顔を見ようとしたが、昴の手によって俯かされてしまった
「・・・今、こっち見んな・・・みっともねぇー顔してっから」
顔を見られないようにするためか、昴は私を強く引き寄せる
「もしかして、昴・・・私のこと心配してくれてる、の?」
自惚れかもしれないがふと、そう思った
「悪いのかよ・・・好きなヤツのこと心配して・・・」
ーーーーーー!!
“好きなヤツ”
その言葉だけが頭の中で何度も繰り返される
昴はすごい。サラッとそんな恥ずかしい台詞を言えちゃうんだから
私の顔はおそらくリンゴ色以上に染まっているだろう
「調子悪いのに、家来いなんて言って悪かったな・・・」
昴は俯きながらそう言って私の頭をそっと撫でた

