「ですから、昂様や屋敷の方々に移さないよう早く帰って安静になさったほうがよろしいかと・・・」
西島は私の目を見てそう訴えた
「わ、わかったわよ!!」
私は西島に丸め込まれ、やや強引にカーディガンに腕を通した
その時、昂が私の腕を引っ張った
「お前・・・調子悪かったのかよ・・・」
そう優しく聞く昂はいつもの昂じゃないみたい
「う、うん・・・じ自分では気づかなかったーあははー」
私はなるべく明るく振る舞った
でも、逆にその行為が悪かったのか・・・
昂は私を優しく引き寄せた
「ちょっ!なななにすんの?にに西島とメイドさん見てるから・・・」
「うるせー。ちょっと黙れ!」
私は昂の強引な言葉に従い口を噤んだ
何度も抱きしめられているのに、そのたび私の鼓動は高鳴るばかり
自分の免疫のなさに呆れていると昂は口を開いた
「・・・クソ執事にはお前が調子悪いって気づくのに、なんでオレは気づかなかったんだよ・・・あーオレ、何やってんだ・・・」
そう言ってさっきよりもっと強く私を抱きしめた

