お互いの目線が混じり合う
沈黙の中昂は私の瞳を捕らえて放さない
昂は私の髪優しくすく
昂の顔がすぐ近くにあって私の鼓動は早く波打つ
こんなにもドキドキさせないでよ
昂の端整な顔が私に近付く
キスされる。そう思ったけど、私は逃げなかった
今なら昂の顔を殴ることだって、突き飛ばすこともできる
でも、不思議と昂ならいいと思えた
私、本当は昂のこと好きなのかな・・・
私はそっと目を閉じた
私の唇と昂の唇が重なろうとした瞬間・・・ーーーー
ドーンという効果音が聞こえてきそうな勢いで部屋の扉が開いた
「お坊ちゃん、お客様がお見えで・・・」
メイドが勝手に入って来て私たちは慌てて離れる
昂はベットから落ち、私は枕で顔を隠した
「おい!いつも入るときはノックしろつってるだろ!お前は学習能力ないのか!あー、タイミング悪すぎ・・・もうちょっとで・・・」
昂はものすごい剣幕でメイドを怒鳴りつけた
最後の言葉は聞かなかったことにしよう。

