「珍しく素直だな。」
私は出来るだけ昂から遠いところに腰を下ろす
「いつも素直ですけど。」
私は俯きながらそう言う
「なんでそんなに遠いとこ座るんだよ」
昂は私の方に寄り昂の肩がぶつかりそうなくらい今は近い
「ちょっ!ち近いから・・・」
私は昂から離れようとしたが…肩を掴まれ自由が効かなくなった
不意に昂の手が私の頬に触れた
その瞬間、あの男たちを思い出して、
「・・・やっ!!」
私は昂の手を振りはらってしまった
「ごめんっ!昂が嫌だったわけじゃなくて・・・」
昂を見ると悲しそうな表情をしていた
あぁ、どうしよ・・・私、昂を傷付けた
「昂ごめんね、私・・・ーーーーー」
その瞬間、昂が私を抱きしめた

