「どどうして梨緒がこの大学にいるの?」
私は疑問で頭がいっぱいだ
彼女は短い髪をかき分けながらこう言った
「私ね、医学部推薦でこの大学に来たの。美玲こそ法律事務所に入ったんじゃなかったの?」
そう言って梨緒は近くの椅子に腰を下ろした
「うん・・・事務所には入ったんだけど所長命令で大学に・・・梨緒はすごいな、夢に近づいてるじゃん」
私も彼女と向かいの椅子に座る
「うん。お義父様の病院次ぐのが夢だから・・・でも現実は厳しいよね」
梨緒のお父様は大手の病院を経営している
でも、本当は梨緒の実の父ではない
その理由は梨緒のお母様と今のお父様が再婚したからだ
梨緒は早くに本当のお父様を亡くしている
そうとう苦労しただろう。だから私は梨緒にしあわせになってもらいた
梨緒は中学時代も綺麗だったが今もいちだんと綺麗になっている
だが、一つ疑問が浮かんだ
彼女は長くて綺麗だった髪をバッサリ切っていたからだ
だから最初見たとき梨緒とわからなかった。私が唯一の友人を忘れるわけがない
「ねぇ梨緒。髪切ったんだね。中学校の時絶対ショートカットにしないって言ってたじゃん・・・」
「う、ん。そのつもりだったんだけど・・・去年色々あって・・・」
梨緒は短く切られた髪を触りながら俯いた

