「さぁ、あんた達もこんな風になりたくなかったら早くその子を放して。あっ!一つあんた達に教えてあげる。その子、藤堂財閥の令嬢だから手出したりしたら・・・この世にはいれなくなるわよ?」
ヒール女の人の話を聞いた途端男たちの顔色がガラリと変わり青白くなった
「とっととその倒れた男連れて帰んな!次この子の嫌がることしたらただじゃおかないからね」
男たちは声にならない悲鳴を上げながら去って行った
やっと解放された私は安心したのか力が抜けた
「あ、あの。ありがとう・・・ございました。」
私はヒールの女の人に深々と頭を下げる
「大丈夫だった?やっぱり危なっかしいのは今も昔も変わらないね。」
私はハッと顔を上げる
危なっかしのは今も昔も変わらない?
そういえば私が藤堂財閥の令嬢だって知っているということはもしかして・・・
「もしかして・・・梨緒?」
「うん。久しぶりだね美玲」
そう言って優しく微笑む彼女は南原 梨緒(みなみはら りお)
私の唯一の友人だ

