「やっ・・・放して!!」
走ったのはいいがすぐさま腕を掴まれ身動きがとれなくなった
「表に車が来ている。早くその女乗せろ」
両腕を縛られ男を突き飛ばすこともできない
こうなったら他に叫ぶしか手段がない
「誰か助けてー。昂助け・・・んんん―――」
ひとりの男に掌で口を塞がれた
あぁもうダメかもしれない・・・
と思ったとき、バンッと音を立て会場の扉が開いた
カツン、カツンとヒールの音が会場に響く
「男数人で一人の女の子を拉致するなんて・・・あんた達サイテーね!!それでも男なの?」
掌が放れ塞がれていた口は自由になった
見上げればショートカットの女の人がいた
「何だテェメー。女が偉そうな口叩いてんじゃねーよ!!」
ひとりの男がヒール女の人に殴り掛かった
だが、いとも簡単にかわされ地面に叩き付けられた
それを見た私を押さえつけている男たちは動揺を隠せないようだった

