高宮 将人(たかみや まさと)さん。 24歳。 事務所の先輩で いつも私に気をかけてくれる優しい先輩。 そして、私が微かに思いを寄せている人・・・。 でも、決してこの思いが伝わることはない。 高宮さんにとって 私は、ただの後輩だから・・・ 「実は、今回俺が この件の裁判を担当することになったんだ。」 「そうなんですか~。」 私は、さらりと話しを流す。 だって、私もこの件についての裁判やりたかったんだもん。