「早口なんかならないわよ!!」 西島はさっきよりも強く私の手を握りしめる。 「お嬢様につかえてもうずいぶんたちます。お嬢様の癖はすぐにわかりますよ。」 西島はそう言って私の手を離した。 「赤くなってますね。」 あんたのせいだろう。 チュ―――― ・・・? 「ギャァァーーーー」 西島は私の手の甲にキスをした