「お前なんか変だぞ。大丈夫かよ?」 そう言って昂は私の額に手をおいた。 「熱はないみた―――――――」 「ギャャーーーーーーーーー」 気が付くと叫んでいる自分がいた。 降り続く雨の中私の声だけが響き渡った。 「はぁ!?お前ほんとに大丈夫か?」 昂は、呆れていた。 「だだあだいじょぶだから。 気にしないで!!」 はぁ~、危ない危ない。