わがままハーブティーはいかが?



櫻田さんは少し困った様子だったが
よろしくと言って笑った。


私はとっさに西島を部屋から引きずりだし廊下に出た。


「どうしてここまで来たのよ!!
待っててと言ったでしょ。
それに櫻田さんに気を使わして・・・」


私は腹立たしかったが呆れの方が強かった。


「まぁ、まぁ。
お嬢様。お怒りになさらず。
万が一を考えまして付き添いさせていただきました。」


と、西島は満足げに言った。