「病院に連れて行こうとしたんだけど 君が気持ちよさそうに寝ていたから。 もう、大丈夫かい?」 「は、はい。おかげさまで・・・」 私としたことが・・・ 見知らぬ会社員?の男の人に 助けてもらうなんて。 しかも、まだ尾てい骨らへんが痛む。 「ほ、ほんとにありがとうございました。」 私は深々と頭を下げた。 「いや、気にしなくていいよ。」 その男の人はにっこりと笑った。