―――――――――――――* 気づくと、街中のベンチで寝ていた。 「えっ・・・私なにしてるの?」 えぇーっと、雨の中走ってて水溜りで 滑って、しりもちついてこけて 西島に電話して、電源切れて 周りの視線が私に向いてて それからどうした? 「あっ、起きたんですね。 良かったです。」 見知らぬ男が近づいてくる。 「い、いや。近づかないでください!! どどなたですか?」 私は、激痛に絶えながら ゆっくりその男から遠ざかる。