「わ、わたし高宮さんみ嫌われなきゃ 諦め切れません。 高宮さんは、心が強くて優しい人だから・・・」 「俺は、心が強いわけじゃないし、 優しくもないよ。」 「・・・」 私は、高宮さんの言った 言葉の意味が分からなかった。 高宮さんは、俯きながら話を続ける。 「俺は、弱い人間だから 相手に優しくする。誰も失いたくないから。 だから、俺は、美鈴ちゃんが言う 心の強い人間でも、優しい人でもないんだ。 俺は、ただの臆病者だよ。」 そういって笑う高宮さんの瞳から 彼には似合わない涙が流れた。