わがままハーブティーはいかが?






「そんなことありましたね。

でも、もう芹澤さんに怒られることもないんです。」




私は、俯きながらそう言った。




「芹澤さんにわけを聞いたけど、

何も話してくれなかった。


なんか、話聞くよ。俺でいいなら。」




そう言う高宮さんは優しい笑みを浮かべた。



私は、いつもこの笑顔に負けてしまう。







「私、芹澤さんにこの事務所

辞めろって言われました。」