「聞きません。そんな理由・・・ 聞きたくないです!!」 思い切り立ち上がったせいか、 テーブルにおいていたコーヒーが まっさかさまに床へと落ち 嫌な音が部屋中に響いた。 「す、すいません。わ、わたし・・・」 涙が、床にシミをつくる。 涙を流している自分に情けなくて 気づくと部屋を飛び出していた。