「うん。仕事も恋も負けないから。 昂より幸せになってやるーー。」 私は起き上がり、大声で叫んだ。 「おう。それでこそ美鈴だ。 じゃあな、気狂い女!!」 ‘気狂い女” 私は思わず反応してしまった。 あの頃が懐かしく思えた。 「バーカ。じゃあね自意識ばか野郎!!」 昂は振り返り私を見て笑った。 そして、部屋から出て行った。 今でもおさまらないこの胸の苦しみは何!? もしかして、昂を好きになったとか・・・ まぁ、それはないよね・・・?