「・・・受け入れるって、そんなこと」 私は行き詰ってしまった。 「今なら、まだ間に合う。」 「えっ?」 「この婚約はなかったことにする。」 ・・・・・。 「でも、私には藤堂財閥がある。 何百人何千人もの生活を支えてる、だから 見捨てるわけにはいかないの。」 私は、親不孝者だからお父様を悲しませたから 唯一の親孝行がこの婚約しかない。 でも、私に高宮さんを諦める勇気あある!?