それより、このお嬢様を差し置いて箱根の温泉? ふざけんじゃないわよ!! 腹をたてながらみどりに連絡をとったが とうとう、携帯の充電が切れてしまった。 チッ。 最悪。全然ついてない。 ここから歩くには遠すぎる。 どうしよ~ 「どうしたんだよ。」 そんなとき昂が部屋から出て来た。 「にしじ、じゃなくて執事が今いなくて。それに充電切れちゃって・・・」 私はへなへなと床に崩れ落ちた。 「じゃ、俺のとこの車使え。」