「お、おう。」
昂は戸惑いながらそい言った。
「喧嘩?したままだと嫌でしょ。だから、許してあげただけ。・・・じゃ、戻るね。」
あぁ、やばい。
今顔真っ赤だ。
ってか何で私、顔真っ赤!?
「おい、待てよ。」
ドアに手をかけたとき昂に強く腕を捕まれた。
「な、なによっ。」
私は混乱して思わず昂の手を振りほどいた。
「あ、悪い。そのさっきいた先輩弁護士と上手くいってるのかなって・・・」
そんなこと聞くために私を引き止めたの?
「昂には関係ないでしょ。ほっといてよ。」
私はそう言い残して部屋を出た。
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