中に入るとさらに広かった。 「門倉さんいらっしゃいますでしょうか。」 高宮さんは丁寧にフロントの従業員に聞いた。 「少々お待ち下さい。」 従業員の方は電話を片手にとり何やら話し出した。 「門倉は7階の事務室にいるそうなので案内いたします。」 従業員の方に案内されながら事務室に着いた。 高宮さんは、失礼しますと一言いい ドアを開けた。