「おぉ、高宮。 昨日はご苦労だった。」 芹澤さんの言葉に反応して顔を上げる。 「・・・高宮さん。」 気づけば彼の名前を呼んでいた。 「美玲ちゃん。 なんだか久しぶりな感じするな。」 そう言って高宮さんはいつもと変わらない笑顔で私に微笑んだ。 その度、私の心拍数は上がっていく。 「美咲さんの件解決したようですね。 安心しました。」 私は高宮さんの顔を見ていることが出来ず、顔を伏せた。