「しかし、そのネックレスそんなに大切なのですか!?」 「そんなにって失礼じゃない!?」 私は、睨むように西島を見た。 「失礼しました。 では、何か思い出がつまっている・・・と言うことですか?」 「そんなに知りたいなら教えてあげるわ。 このネックレスは 死んだ友達がくれたものなの。」 西島の顔からは笑顔が消え、 真剣なおもむきで私に問う。 「ご病気だったのですか?」 西島の問いに 私も、真剣にこたえた。