「到着致しました。」 西島の声で我に返った。 都会にそびえ立つ 一際目立った綺麗なホテル。 今日、私はここで婚儀の挨拶をすることになる。 私は、お母様が待つフロントへと急ぐ。 「お母様~」 「美玲。遅かったじゃない。 相手の方、お待ちになられてるわよ。」 「えっ。やばいじゃん!!」 私は焦った。 「だから急ぐわよ。」 私達は長いエレベーターに乗り最上階までいく。 そこで挨拶を交えた食事会を行うのだ。