一通り話終えた西島は 無理をして笑っているように見えた。 そして私は彼にこう言った。 「・・・連れてって。」 西島はわけが分からないといった顔つきだ。 「だから!!お墓・・・ 私にも連れて行きなさいよ。」 私の言葉に驚いたのか西島はこう言った。 「お嬢様には迷惑をおかけしたくはありません。 それに、詩織様のお父様には もう来るなと言われております ですから・・・・・・」 私は西島に負けないくらい 大きな声で叫んだ。