いつかチアキくんに抱き締められたことがあった。 その時、保健室に生徒いたっけ? いつの間にこれを…。 長い間、携帯を見ていたせいで彼女達が自分に近づいてたことに気づかず、距離が縮んでいた。 「ぅわっ!」 背中に感じる冷たい感触。もう逃げ場がないことを物語っていた。 助けてと心が叫ぶ (目を閉じてすぐに浮かんだのは彼だった)