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「・・ん・・」


私は、あれからどれくらい眠っただろう。


私は周りを見渡すように・・ゆっくり目を開けた。



「・・ここ、ど・・こ?」



見覚えのない天井。


家具も、布団も、全部私のじゃない。



___ただ、直哉の部屋だと言う事だけは・・わかった。



だって、私の手を握って、規則正しい寝息を立てて寝ているから。


きっと私を看病してくれていたのだろう。



ふと、壁に掛かっている時計を見ると・・もう12時を回っていた。




「・・もう、終わりか。」



そう・・私の誕生日はもう終わり。


だから・・だから。




私と、直哉も――――――・・もう、”終わり”にするんだ。