「はぁ。」 私は涙を堪えて、空を見上げた。 「星・・見えないや。」 空はまるで、私の心みたいに。 空は雲で覆われていた。 直哉・・今、どこにいるんだろう。 また、女の子とイチャイチャしてる? ねぇ・・私は、君のことをこんなにも思っているのに。 どうして? どうして、私を見てくれないの? いつも・・いっつも頭には君のことしかないのに。 他の子が好きなくせに。 私に優しくしたり・・彼女っていったり・・ 直哉は・・――残酷だ。