「柏木さんありがとうございました!では続いては、大野くんお願いします!」 ドクン、ドクンと心臓が再び暴れだした。 ステージの上で彼の後ろ姿を見るのは二度目だった。 ―――直哉が誰に告白しても絶対笑顔でいよう。 私は心にそう誓ったが、やっぱり怖いものは怖くて・・私はぎゅっと目を瞑っていた。 「俺が好きな人は――――・・」