りぼん結び。



「どんなに直哉が冷たい目を私に向けても、私は直哉を嫌いになれない・・っ!直哉になら、復讐をされる覚悟くらい、できてる。直哉に恨まれても嫌われても、私は想い続ける自信あるの・・。重い女でごめんね?こんな彼女で・・っごめんね?本当は浮気されて、ずっとつらかった・・!でも、直哉の傍にいたかったの。こんな最悪な彼女で・・本当にごめんなさいっ!


でも、好きな気持ちは誰にも負けないから・・っ!

不器用な直哉も、強引な直哉も、優しい直哉も―――全部。







全部―――っ大好き・・っ!」



私が全部言い終わると、どこからか拍手がおきていて。


私の頬は涙でぬれていた。




大好きって言ったとき。




―――直哉がかすかに微笑んでくれた気がした