りぼん結び。



そして文化祭二日目。


直哉は学校を休んだ。




私が悶々としていても時間はあっという間に過ぎて、放課後になっていた。


「はぁ・・・・。」


考え事をしながら校門に向かうと、すらりとした見覚えのある影が立っていた。





「こんにちは。」



そういって微笑む”その人”に、背筋がゾクリとした。



「・・・サ、キさん・・・・」