それは一人の男の子だった。 事故で入院していたとき―――私は退屈して病院内の裏庭で風にあたろうと思っていた。 でも、裏庭には先着がいた。 とても――――――綺麗な男の子。 少しだけみとれていると、彼が振り替えって私と目があった。 すると彼の透き通るような目にぶわっと涙が溜まった。 そして私を¨冷たい目¨で睨んで言うんだ―――――