「はい、じゃ~、バーベキュウ始めよう!」

葉さんと2人で来た公園。

日曜の今日は、より一層人が多い。

観覧車は、今日もゆっくり回ってる。

「葉さん!お肉って・・・」

どこ?が続かなかった。

真っ直ぐ私のほうを見てる、葉さん。

一瞬、心臓がドキン!って跳ねたけど、すぐ落ち着いた。

・・・・違う。

そんな、顔見たこと無いよ?

とびきり優しいけど、なんだか切ない微笑み。

私は、ゆっくり後ろを振り返る。

「葉月ちゃん?お肉あったよ」






そこには、綾さんが居た。