美和:「いつもどこ行ってんの?」
杏里:「津田沼駅近くの公園だよ♪」
美和:「あー、あそこね、昔からジンクスがあるんだよ。」
杏里:「なんの?」
美和:「4年に1度、あそこの公園でクリスマスにクリスマスソングが1時間程流れるの。その間にその公園でキスをしたカップルは永遠に一緒なんだって♪」
杏里:「へー、なんで4年に1度なの?」
美和:「4って数字は幸せの“し”だから」
杏里:「それっていつなの?」
美和:「実は今年がそのジンクスの年なの♪だから幸樹誘って言っといで〜」
杏里:「うん、行くっ!!」
美和:「しかも今年はその日、ホワイトクリスマスなんだよ」
杏里:「そーなのっ!?めっちゃ嬉しー」
そのときチャイムが鳴った。
美和:「あ、ヤバい。そろそろ行こうか。」
杏里:「うん♪」
ウチらは走って
教室へと向かった。
そういえば、
クリスマスまで
あと1週間もないんだっけ。
そんなことを考えながら
窓の外を眺めていた。
木の葉は枯れ、
外は冷たい空気が流れていると
窓越しでもわかる。
制服のポケットから
バイブ音が聞こえる。
先生にバレないように
そっと携帯を取り出すと
そこには幸樹の名前が
表示されていた。
