信じる


学校に着くなり
ウチは美和を探した。

杏里:「ねぇ、美和見なかった?」

友達:「見てないよ。まだ来てないんじゃないかな?」

杏里:「そっか、ありがと。」

ウチはすぐに下駄箱へ走った。

美和:「あ…」

杏里:「お、おはよ…」

美和:「おはよう。」

美和はそっと微笑んだ。

杏里:「あの、昨日はっ…」

美和:「杏里、ごめんね。」

杏里:「え…」

美和:「昨日、隼斗と電話で話したの。杏里が隼斗と電話したことも、全部聞いた。ウチ何も知らないのにあんなこと言って…ホントごめんっ!!」

杏里:「違う!!謝んなきゃいけないのはウチの方だよ!!美和の気持ち無視して勝手に変なこと言ってごめんねっ!!」

ウチらは抱き合った。
お互いごめんねが
止むことはなく、
必死に謝り続けた。
大切なモノを失いたくないと
言っているかのように…



杏里:「隼斗くんとはどうなったの?」

美和:「仲直りしたよ♪」

杏里:「よかったねー!!」

美和:「うんっ!色々ありがとうね。」

杏里:「ウチは何もしてないよ」

美和:「ううん、杏里のおかげだよ。杏里がいなかったらウチら別れてたよ。」

杏里:「そんな大げさなww」

美和:「杏里はどうなの?」

杏里:「なにが?」

美和:「幸樹とはww」

杏里:「いやー、それがさぁ、昨日ケンカしちゃってww」

美和:「はやっ!!なんで?」

杏里:「ウチ今縛られてて、メール・電話・会うの禁止になってるの。」

美和:「うわぁー、それを素直に守る杏里がすごいわー」

杏里:「だってなんか愛されてる、大切にされてるって思えちゃって…」

美和:「で、なんでケンカ?」

杏里:「昨日幸樹に会ったんだけど丁度隼斗くんから電話があって…」

美和:「はぁ…まじ隼斗KY。」

美和が呆れた顔して
顔を手で覆う。

杏里:「まぁ、仲直りしたんだけどねwww」

美和:「色々早すぎっ!!」

杏里:「ウチもそう思うー」