恋い焦がれ




裕子はトイレに閉じこもってしまった。
ここには、私と彼女しか
いなかったので、私は心おきなく
先程の出来事の詳細を聞いた。

「喧嘩したの………」

個室の中から裕子のすすり泣く声が聞こえた。

「修ちゃんが二組の女子と
いちゃついてたから、
それをいったのね、」

私は、うん、とか、そっか、
などといった軽い相槌を挟む。

「そしたらね、
お前だって石田京といちゃついてるじゃないか
って言われて…………」
「衝動的に別れた?」

裕子は少しの間沈黙を挟み、
うん、細々しく言った。