恋い焦がれ




「伊野?」
「何してんだよ」

目の前にはくすくすと笑う
伊野の姿があった。

「いや、
よく宮田先生、ここの戸締まり
忘れるから朝から
来てるんだよね……」
「偶然、俺も。
それなのに、良く今まで会わなかったね!」

伊野は仲間を見つけた子犬の
ような目をした。
ついつい、私はそんな伊野の
目をガン見してしまった。