その瞬間、ひなの瞳がまるで 光に照らされたようにキラキラ 輝き、あたしの手を掴んで胸の あたりまで上げた。 「ッほんとだあ!よかったー、これで1年、幸せに過ごせるよー!」 あたしはそんな楽しそうなひなを 見てると自然に笑顔になった。 「よしッ、じゃー並ぶかあ!」 あたしたちはそのあと、校庭に 並んで、校長の話や担任紹介などの 話を聞いた。