【短編】『彼』はウソをつかない。







保健室。



先生に、頭痛がするとかふらふらするとか適当に言ってみる。



「そうねぇ、顔色も良くないし…少し休んでいきなさい」



信じやすい人。



私は全然健康なのに…。ああ、でも最近、『彼』が寝かせてくれないんだ。



メイ~メイ~って。



耳元で囁くんだから…。



「そこにベッドがあるから、使っていいわよ」



固そうなベッド。



寝心地は期待できないね。



まぁ、使いますけど。



「ありがとうございまーす」



布団を被って丸まる。



案外気持ちいい……。



ーーーメイ………



あ、『彼』。